喫茶店と日常

喫茶店とジャズと食べることが大好きな人間のちょっとしたつぶやき。

ハッピーインプットデイ!『白鍵と黒鍵の間に』ほか

昨日はずっとやりたかった映画→本屋をぐるっと回り二冊買う→2時間くらいカフェで読書→映画、とインプット尽くしの一日を最高の一日を過ごすことができた。

映画を観るのも読書をするのもかなり気力を消費してしまうので、こんなに詰め込むことができるんだ~って自分でも驚き。週に1度はこんな日を設けていきたい。

観た映画のうちの一つが、10/6(金)公開の『白鍵と黒鍵の間に』。
昭和63年の銀座の一夜を舞台にした、一人のジャズピアニストの物語。実はロケ地に地元のジャズ喫茶が使われているということで、ずっと気になっていた映画。『シン・仮面ライダー』が記憶に新しい池松壮亮さんが主演なのも最高。

(公式SNSより)

予告編を見たときから画面が綺麗で好みだな……と感じていたけど、劇場で観ていると自分も銀座を歩いているかのような没入感があった。
南と博、過去と現在、そして未来の自分自身が交差する複雑な演出。映画鑑賞初心者のわたしにとって一回の鑑賞ではしっかりと意図を汲み取ることができなかったけれど、一人の人間を立体的に表現されていてすごく面白かった。池松さんの一人二役が自然すぎる。すごい。クリスタル・ケイさんの歌声も甘く美しくてずっと聴いていたかった。当作品の設定・脚本の解説動画もあるようなので、それを踏まえてもう一度鑑賞しに行きたいと思う。

この映画をきっかけに池松さんにへの興味が増したのでインタビューなどを読んでみた。数ある中で少ししか読めていないものの、池松さんの信念や映画への向き合い方が真摯でとてもカッコいいと思う。これからも色々な演技を観てみたい。

 

そういえば、映画の上映前に流れる予告編でこれから公開される映画をチェックすることの楽しさにも気づいた。『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚がとても気になるので、本編を改めて観返したいと思う。

今まで映画といえば毎年のコナンとか好きなアニメの劇場版公開くらいでしか行かなかったから、映画の楽しみ方というのがあまりよく分からない。分からないなりに面白い。初心者のくせに前情報はほとんど入れずに観に行くので鑑賞直後はたいてい「?」となっているんだけど、少し経って振り返るとあのシーンが良かったな、とかあれはこういう意味だったのかなというように思い至ることがあって楽しい。
よくよく考えたら音楽だって一回聴いただけでうわ~~~!!最高!!ってなる曲だけじゃなくて、何回か聴くことで味わい深くなることがある。映画もそうなのかもしれない。ずっとチェックしているミニシアター、名画座もあるので、これからも沢山映画を観ていこう。

「分からないなりに、感じる、思考する、楽しむ」ことを忘れずにいたい。


そして昨日の読書。

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この内『きみの最後の一カ月、恋はオパール色になって』『古本食堂』の小説二冊を読了。本屋では『「若者の読書離れ」というウソ』、『本をどう読むか』を購入。

本屋をぶらぶらと歩くのが好きなんだけど、毎回1~2冊は買って帰ってしまうから少々危機感を覚えている(お財布的に)
『本をどう読むか』に関しては、ポプラ新書創刊10周年記念の『カイジ』コラボカバーということで。あまりにインパクトのある面陳に負けてしまった。面白すぎる。

(公式HPより)

読書の秋、映画の秋、食欲の秋。今年も充実した秋にしていきたい。